運送業界で通用する
技術が身につく
営業から全くの未経験で転職し、堀内運送で働いて十数年になります。この間に、家業から企業へと健全に成長していく会社を身近で感じてきました。
私は最初、アルバイトとして働き始めたのですが、いつの間にか10年が経過。アルバイトでも不満はなかったのですが、責任のあるポジションに就くにあたって会社から勧められ、正社員になりました。正社員になって倉庫を任されるようになり、現在は、美原倉庫の倉庫長兼南ブロック長として堺倉庫も担当しています。仕事内容は、お客様の荷物の荷下ろし、保管、積み込みの監督などに加え、若手指導も行っています。
昔に比べると、最近は研修期間がしっかり設けられ、ドライバー用の指導マニュアルも用意されるなど、新人教育が手厚くなっています。私は、自分の目の届く範囲で若手育成に関わりたいと思っていますが、まずは安全運転が一番。そのためには、体調管理に気を留めて欲しいですね。
仕事を覚えるためには、どうしても時間がかかります。私自身、技術的なことは失敗して覚えてきたので、不安を抱いている新しい人にはできるだけ声を掛けるようにしています。そんな彼らが経験を積んで、仕事ができるようになった姿を見ることが一番の楽しみです。
堀内運送で基本的な仕事を覚えれば大抵の運送会社で通用すると思っています。もちろん、本人の努力は必要ですが、約10年で基本的なことは全てできるようになります。運送会社と言えば、段ボールの四角い荷物を運ぶイメージでしょうが、当社の場合は荷物が毎回異なります。例えば、四角い荷物のなかに丸い荷物をどう配置しようか、省スペースにするためにはどうしようなどと考えるうちに応用がきくようになります。
例えば家具を運ぶ場合、我々は家具屋さんに負けない専門的な知識も必要になります。
今までで印象に残っているのは、展示会で使用した部屋をそのままフォークリフトで移動させてトラックで運んだ仕事。どんな経験も積むたびに、技術とセンスが身についていきます。
この会社に長く勤められている一番の理由は、人間関係の良さです。人間関係が良好で、仲間のいるところなら、仕事で苦になることがあっても緩和されるものです。仕事仲間とは、シフトがあるので頻繁には無理ですが飲み会もよくしています。横のつながりだけでなく、新社長になって、若い人の意見を会社に伝えてやりたいと思うようになりました。会社の上部ともコミュニケーションがとれるようになってきたことに、自分でも成長したなと感じます。居心地のいい職場づくりにも、これからは力を入れていこうかなと思っています。
2000年に27歳で入社。トラックの乗務経験はあったが、運送会社勤務は堀内運送が初めて。入社後はドライバーとして地場・長距離を含めた運行で運送技術を磨きつつ、運送効率・倉庫作業の安全性などについて積極的に提案するリーダーシップを発揮。現在はドライバーとしてのみならずブロック倉庫統括という責任の重いポジションに就く。職能はディレクター。
サッカー経験者で、社内フットサルチームでは司令塔としてチームの要。
用事がなく、朝から飲める休日が好き。